「データベース研究に全集中!」 Vol.1  

寺島 玄
製薬本部 データ解析部
医療機関支援事業本部 Research & Communicationグループ

皆さん、こんにちは! JMDCの寺島です。

数年前まで定期的に配信していたメルマガを久しぶりに復活させようという話になりました。

JMDCのメルマガは『Access For Pharma』というタイトルで、レセプトデータの分析事例をなんとNo.262号まで出したレセプトデータマニアには垂涎のメルマガでした。それは、JMDCの歴史を作ってきたN女史やMさんら諸先輩たちの汗と涙の結晶!?です。

事例集としてまとめていますので、ご興味あれば、ご連絡ください。無償でご提供しますので。

そんな背景のJMDCメルマガですが、分析事例のネタも尽きてきた!?ので、「コラムとかやったら面白いのでは?」と提案したところ、なぜか、僕が書くことになってしまいました。。。

疫学の世界で尊敬する自治医大の中村好一先生がお書きになっていたようなコラムになればと野望を抱いて書き始めているところです。(僕も先生と同じくかなりの鉄っちゃんなので、とても親近感が。。。)

JMDC研究支援の紹介 その1

◆この連載コラムの内容について

 さて、そろそろ本題に入らないと、メルマガの編集長にカットされてしまいそうなので、このコラムの趣旨から。

JMDCは2002年に設立され、当時はまだ紙だったレセプトをがんばって電子化するところから始めた会社です。(JMDC創業者の会長、すごいなと思うけど、考えようによっては変わってたんだろうなと。確か薬剤疫学会の学術集会でこのあたりの話が聞ける可能性があるとかないとか)

これまではデータ提供や集計作業や分析ツールを製薬企業さん中心にご提供をしていましたが、最近では企業主導のデータベースを用いた研究(DB研究)の支援もしています。

約6年前に手探りで始めた研究支援業務ですが、いくつかの企業さんでご一緒させていただき、その経験をもとに、DB研究のサポート体制を整備してきました。現在では、DB研究支援をするチームとして約10名のメンバーで、研究コンセプトの相談から研究の実施、最近ではJMDCデータ以外の研究もサポートしています。(ここに至るまで、研究支援の実務の中心で動いてきてくれている伊藤知恵さんには感謝です)

第1回目から数回は、JMDCでの研究支援を通じて、企業主導で研究を進める上でのポイントをご紹介させていただきます。なお、あくまでの僕自身の経験にもとづいた内容ですので悪しからず。

◆適切なデータベースと解析ベンダーの選択

 DB研究を実行する上で、リサーチクエスチョンにあったデータベースの選択をというのはよく言われています。商用の医療データベースも収集元や提供するデータもさまざまで、それにより提供会社もさまざま存在しています。

(参考情報)日本における臨床疫学・薬剤疫学に応用可能なデータベース調査
https://www.jspe.jp/mt-static/FileUpload/files/JSPE_DB_TF_J.pdf

◆皆さんはそのデータベースを提供してくれる会社と
 定期的にコンタクトしていますか?

「研究するときにコンタクトすれば大丈夫」「社内で誰かに聞けばわかるから」なんて思わないでください。 

データベース構築、データベースの規模は日々進歩しています。
そして社内の人の動きも活発です。

僕たちも多くのDB研究を支援してきましたが、リピーターさんのような方もいらっしゃいますが、始めてご一緒する方も多いのが現状です。

ぜひ、ご自身でデータベースの最新情報をアップデートしていくようにしましょう。データベース各社の営業担当は優しく回答してくれると思います。

◆データベースの特徴を理解しておくことも
 情報取集では重要です

「DB研究はすぐに結果が出るし、いろいろ情報あるからなんでもできそうだな」
「検査値があれば、競合品と比較できそうだな」

そんな思いは危険かもしれません。データベースには特徴や限界点が多く存在します。自分たちが何を調査したいのかからデータベース会社に相談してみてください。

データベースと扱う立場から適切なアドバイスをもらうことができるはずです。
最近では企業向けのデータベース教育プログラムも実施していますので、ご興味あればお問合せください。

◆解析業務をお願いするベンダー選択も適切に行って
 ください

上の図は研究の流れとなりますが、こんな経験はありませんか?

データベースをよく理解した人にサポートを得ることで、研究を実施する上で発生する問題を少しでも減らして、研究をスムーズに進める可能性を高めます。

解析ベンダーを価格などだけで判断せずに、どんな人が担当してくれるのか面会して話をするなどして決めてみるのも1つかもしれません。

データベースを扱いに慣れた解析ベンダー、担当者との『出会い』が研究の質や進め方に影響すると思います。最近では、JMDCの担当者を指名していただけるケースもあります。人気担当者は早めにという感じです。

JMDCでは困ったケースができるだけ発生しないように、研究テーマの設定からご相談を受けています。僕たちは一緒にデータベースを使って研究するという『ワンチーム』で活動をしていますので、お気軽にお問合せください。

お問い合わせはこちら https://www.jmdc.co.jp/inquiry/